さよなら、モー娘。紺野&小川がラストステージ

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今夏、紺野あさ美(19)と小川麻琴(18)が卒業するモーニング娘。が7日、さいたまスーパーアリーナで全国ツアーのファイナル公演を迎えた。2人にとってモー娘。の単独コンサートはこの日が最後。紺野にとっては19歳のバースデーでもあり、1万人を超える“コンコン”コールとピンクに染まった客席を目の当たりにして、「誕生日まで祝ってもらい、本当にありがとう」と涙ながらにあいさつした。



「ここでみなさんと楽しいライブを…」



アンコールのあいさつで紺野は声を詰まらせ、感動と緊張で言葉にならない。1万1000人の客席が、紺野の大好きなピンク色で染まっていたからだ。


一拍置いて気を取り直し、「本当に楽しいライブができて、誕生日まで祝ってもらって、本当ありがとう」と深々と頭を下げた。大きな瞳は涙であふれていたが、卒業公演まではこぼすまいと、必死で耐えた。


ファンはこの日、19歳の誕生日とモー娘。ラスト公演を迎えた紺野のために、「紺野あさ美聖誕祭」を企画。ファンサイト上でピンクのハンカチの持参を呼びかけ、会場の入り口でも配布した。定番のサイリュームは7月23日、ハロー!プロジェクト夏ツアーの最終日を迎える東京・代々木第一体育館での卒業公演にとっておくため、あえてハンカチにした。


「本当に幸せです。これが、何よりのプレゼントです。モーニング娘。で活動した4年半、いろんなことを学んで、いろんな人に出会って、成長できました。でも、もっともっと成長したい」


紺野は小川とともに先月末マスコミを通じて卒業を発表し、この日初めて自らの口で卒業を報告することになった。メンバーと会場から「ハッピーバースデー」の大合唱を贈られ、コンコンコールを一身に受けながら、ひと言ひと言噛み締めるように語り始めた。


「やりたいことが具体的に見えてきました。その夢を叶えるため大学に進学したいんです。いったんこの仕事を離れて勉強したいと思い卒業を決めました」。続けて「まだまだモーニング娘。としてエンジョイしたいです」とあと2カ月半、全力投球することを誓った。


中学時代は学校で1、2を争う秀才で、モー娘。のメンバーに選ばれるまでは道内一の進学校を狙っていたほど。5年のブランクはあるものの、まずは8月9、10日の高卒認定試験(旧大検)の合格を目指す。



小川麻琴、「ザ☆ピ〜ス!」など24曲を熱唱


8月27日のミュージカル「リボンの騎士」(東京・新宿コマ劇場)の千秋楽で卒業する小川にとっても、この日はモー娘。単独でのラストライブ。「海外への語学留学を決めました。残された時間を小川麻琴らしく、精一杯駆け抜けたい」とあいさつした。


公演は「SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜」「ザ☆ピ〜ス!」など24曲を熱唱。ハロー!プロジェクト・キッズBerryz工房以外のメンバーで結成された℃−uteが前座で登場し、「まっさらブルージーンズ」など2曲を熱唱。同曲のインディーズ盤が3000枚即完した。